１　日　時

令和2年12月11日(金)　午前10：00～

２　出席者

北井委員長、山口委員、前田委員、廣瀨委員　(公安委員会補佐官)

警視総監、副総監、総務部長、警務部長、交通部長、警備部長、地域部長、公安部長、刑事部長、生活安全部長、組織犯罪対策部長、警察学校長、東京都警察情報通信部長、総務部参事官、オリンピック・パラリンピック競技大会総合対策本部副本部長、聴聞官、犯罪被害者支援官、総務部理事官、訟務課管理官

３　議事の概要

（１）「第９７回東京箱根間往復大学駅伝競走」に伴う交通対策について

警視庁から、「令和３年１月２日及び３日に開催される「第９７回東京箱根間往復大学駅伝競走」の安全かつ円滑な運営に資するとともに、沿道及び周辺における交通の安全と円滑の確保を図るため、総合的な交通対策を実施する。」旨の報告があった。

（２）「栃木県那須郡別荘地内女性殺人、死体遺棄事件」特別捜査本部の開設と被疑者の検挙について

警視庁から、「所在不明となっていた被害者について、捜査を推進した結果、被疑者が浮上、同人への取調べ等により、栃木県那須郡の別荘地内において、土中に埋められた被害者を発見した事案につき、特別捜査本部を開設して、更に捜査を推進し、令和２年１２月６日、被疑者を死体遺棄罪で通常逮捕した。」旨の報告があった。 委員から、「行方不明を認知してから捜査、事件解決に至るまで、しっかりと対応していただいたと思う。行方不明事案は数も非常に多く、その見極めも難しいと思うが、今後とも、それぞれの組織がその機能を発揮し、相互に有機的に連携して、様々な事案の解決に努めていただきたい。」旨の意見があった。

（３）「偽造在留カード密売事犯」の検挙について

警視庁から、「共謀の上、行使の目的で、パーソナルコンピュータ等を使用して、出入国在留管理庁長官作成名義の在留カードの外観を有するカードを偽造する等した事案につき、被疑者らを出入国管理及び難民認定法違反で通常逮捕した。」旨の報告があった。

（４）「新常態時代を切り拓く警視庁の展望」の策定について

警視庁から、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた「新常態時代を切り拓く警視庁の展望」について報告があった。 委員から、「現場で活動する職員に策定の趣旨や目的を認識してもらい、意識改革を図ることが重要である。今後、取組を推進するに当たっては、現場の知恵や意見を汲み入れながら、必要な予算措置等を講じるなど、着実な取組に努めていただきたい。」旨の意見があった。

（５）行政手続等における「押印に係る基本的な考え方」を踏まえた規則等の改正について

警視庁から、「東京デジタルファースト条例の公布等、新常態時代におけるデジタル化の進展に鑑み、都民、事業者及び職員の負担軽減並びに業務の効率性及び生産性の向上を図るため、東京都公安委員会規則及び東京都公安委員会規程内に、押印を要する様式及び本則が規定されているものについて、押印規定を削除する等、改正することといたしたい。」旨の説明があり、決裁した。

（６）意見の聴取等の主宰結果について

主席聴聞官等から、車両の使用制限命令、風俗営業等の許可取消し及び営業停止並びに警備員指導教育責任者資格者証の返納命令に係る聴聞並びに運転免許の取消し等に係る意見の聴取等について報告があり、決裁した。

（７）新宿警察署被留置者の新型コロナウイルス感染の判明について

警視庁から、新宿警察署被留置者の新型コロナウイルス感染の判明と今後の対応等について報告があった。 委員から、「本件の事案については、感染者が出た後の対応に問題がなかったか、よく検討し、今回のことで何を学んで、次の対応にどう生かすかが大事である。感染症のガイドラインに則った対応をしてもこのような事態になったことで、ガイドラインの対応策も速やかに見直すことを含め、感染防止の徹底を図るため、更なる迅速な対応に努めていただきたい。」旨の意見があった。

（８）オリンピック・パラリンピック関係について

警視庁から、東京２０２０オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた各種対策の概要等について報告があった。

（９）争訟事案について

行政不服申立事案について、審理の上、裁決した。 また、行政訴訟事案及び行政不服申立事案の審理手続について報告があり、決裁した。

（10）犯罪被害者等給付金の裁定について

犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律に基づく裁定事案１件について裁定した。

（11）警察宛て苦情処理結果について

警視庁から、警察宛て苦情の処理結果について報告があった。

（12）令和３年東京都公安委員会文書分類基準表について

令和３年東京都公安委員会文書分類基準表について決定した。

（13）公安委員会宛て苦情の処理等について

公安委員会宛て苦情について審理の上、２件について通知内容を決定した。 また、公安委員会宛て苦情の受理等について報告があった。