東京都公安委員会 Tokyo Metropolitan Public Safety Commission

定例会議の開催状況

1 日 時

令和2年12月4日(金) 午前10:00~

2 出席者

北井委員長、山口委員、前田委員、廣瀨委員 (公安委員会補佐官)

警視総監、副総監、総務部長、警務部長、交通部長、警備部長、地域部長、公安部長、刑事部長、生活安全部長、組織犯罪対策部長、警察学校長、東京都警察情報通信部長、警務部参事官、聴聞官、施設課長、運転免許本部長、生活安全総務課長、少年育成課長、犯罪被害者支援官、訟務課管理官

3 議事の概要

(1)コロナ禍における機動隊の活動について

警視庁から、新型コロナウイルス感染症流行下における機動隊の活動状況等について報告があった。 委員から、「機動隊は、組織の業務継続という観点からも、緊急時の支援部隊として活躍していることから、引き続き感染防止に努めながら、支援活動に当たっていただきたい。」旨の意見があった。

(2)「GoToトラベル電子クーポン不正取得事件」被疑者の検挙について

警視庁から、「インターネット回線を通じて、真実は宿泊する意思がなく、国土交通省観光庁が所管管理するGoToトラベル電子クーポンを不正に取得する意図であるのにその情を秘し、宿泊施設に宿泊予約する旨の虚偽の情報を入力し、当該宿泊代金の15パーセントにあたる金額相当の同電子クーポンを騙し取った事案につき、被疑者を電子計算機使用詐欺罪で検挙した。」旨の報告があった。

(3)東京都暴力団排除条例の適用状況について

警視庁から、東京都暴力団排除条例の一部改正から一年が経過し、同条例の適用状況等について報告があった。

(4)犯罪被害者等給付金の裁定について

犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律に基づく裁定事案1件について裁定した。

(5)争訟事案について

行政不服申立事案について、審理の上、裁決した。 また、行政不服申立事案の審理手続について報告があり、決裁した。

(6)意見の聴取等の主宰結果について

主席聴聞官等から、車両の使用制限命令に係る聴聞及び運転免許の取消し等に係る意見の聴取等について報告があり、決裁した。

(7)警備業法・風営適正化法・銃刀法に係る医師の指定について

警視庁から、「東京都公安委員会において、警備業法、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律及び銃砲刀剣類所持等取締法に基づき、東京都公安委員会規則により許可の取消し等に係る欠格事由の該当性の診断を行う医師を指定しているところ、指定期間満了等に伴い、改めて指定し、告示することとしたい。」旨の説明があり、決裁した。

(8)児童虐待への対応の現状と取組等について

警視庁から、児童虐待への対応の現状と、他機関等との連携強化に関する取組等について報告があった。 委員から、「要保護児童対策地域協議会には、各警察署がメンバーとして参加し、更には、区市町村との協定締結を進めることで情報の共有に努めていることは良いことだが、その一方で、警察に情報提供がなされず重大な事案に発展したケースもあり、子供を守る観点から警察が必要となる情報が確実に共有される必要があると思うので、今後、更に前に踏み出して、区市町村への積極的な働き掛けや仕組みづくりに取り組んでいただきたい。」旨の意見があった。

(9)神田警察署新庁舎の完成について

警視庁から、「神田警察署の新庁舎が完成し、令和2年12月21日から業務開始予定である。」旨の報告があった。

(10)指定自動車教習所に対する行政処分について

警視庁から、「仮運転免許証の有効期限が切れている教習生に対し、道路において技能教習を行った事案の発生に伴い、当該指定自動車教習所に対して、道路交通法第99条の7第2項に基づき、「監督命令」の行政処分を行う。」旨の説明があり、決裁した。

(11)公安委員会宛て苦情の処理等について

公安委員会宛て苦情について審理の上、1件について通知内容を決定した。 また、公安委員会宛て苦情の受理等について報告があった。

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